なりプリ卒団のはなし

はろはろエブリワン、お久しぶりです、桜空カレンです。このご挨拶も最後になります。

ブログ書くの2年ぶりでした。驚き。

SNS自体からあまりにも離れすぎていて、言葉足らずだと感じることも増えてきました。これからはもう少し更新するようにしようと思っています、需要あるかはわからないけれど……。

 

今日の本題、なりプリ卒団について。

 

私、桜空カレンはなりそこないプリンセスを2022年3月をもって卒団しました。

大学在学中の3年間をなりプリで過ごして、卒業を機に新しい私を再発見するために自分で決めたことです。

 

入団してすぐ『プリンス ハズ ネバー カム』、それから『がうまみ』。なりプリとしての演劇はこれしか関われなかったことがいちばんの心残りです。やりきれないプリンスとしては、『ふがいないや』に出演させていただき、また、YouTubeでのボイスドラマなどには参加できましたが。コロナが憎い。悔しい。

卒団にあたって卒団公演の話もいただき、なりプリに入ったのに一人芝居をしていない悔しさを晴らしてからの卒団という流れを予定していましたが、新型コロナウィルスでの緊急事態宣言により、諦めてしまいました。

やりたかった。一人芝居。どうしても。なりプリに入った理由のひとつでもあるし。本当に。私が3年前に選んだ、私の好きな世界。でも仕方なかった。浮かばれなかった私の熱量は全部『お前は、ー』に注ぎました。皆様ご来場ありがとうございました。

 

 

学ぶことの多い3年間でした。

 

人との向き合い方、真摯とは何か。

それぞれの不可侵領域の守り方。

私はできないことだらけだということ。

優等生じゃなくても生きられるということ。

演劇という媒体で、空間や言葉、時間を共有することのできる素晴らしさ。

大抵いつも私はいちばんにはなれないということ。

派手じゃないけど、あいつちょっといいよな、くらいがちょうどいいこと。

誰かの代わりはいくらでもいるということ。

時代は令和、目指すは平和。

全くひとりで生きていける人はいないということ。

推しは尊いということ。

ついでに「ふみゅう」も尊いということ。

キスシーンの稽古は難しいということ。

サボテンも枯れるということ。

人に靴を渡したら私の履く靴がなくなるということ。

家の鍵をなくして突然一晩泊めてもらえる安心できる主宰のいる幸せ。

マックのポテト揚がった曲聴いてひとりでにやにやしてる人を眺める楽しさ。

何個もあがった最高のデザイン案からひとつを決める難しさ。

男は愚か、女は醜い。

そして、王子様は迎えに来ないということ。

 

 

とにかく迷惑しかかけなかった劇団員だったし、最年少の子供で至らないことが多く、普通のことが普通にできなくて、3年間私が劇団に対してできたことが何だったのかは、よくわかりません。

ただ、とにかく劇団と劇団員のことは大好きでした。コンセプトも作品も、こんな私を時には導きながら、あそこにいさせていただけたことも。これからの私の根底となる部分は既にここで形成されていると思っています。劇団員と、いつも観に来てくださったり見守ってくださっている皆様には、感謝しかありません。

 

公演初日の卒団発表で、その後(待機していた袖がマジ激ヤバ寒すぎて)体調を崩したりもしてしまい、なんだか有耶無耶にサラッと卒団して。このまま多くは語らずでも良いかと思いましたが、とにかく前向きな決断だということ、私は今もなりそこないプリンセスが大好きで、いつかまた出会えたらいいなと思っていること、伝わればいいなと思いこの文章を書きました。

 

この先も演劇活動は続ける予定です。というかそのための心機一転の卒団です。

東西南北どこにでも向かいます。年内予定ひとつしかありません。是非お声掛けください。今年は衣装も可能な限り承ります。

これからも精進しますので、よろしくお願いいたします!

桜空カレン